連載3 Vol.7
 引越しする場合はどっちが有利?

 前回までは、主に「財産価値」について賃貸と購入とを比較検討してみましたが、今回はちょっと角度を変えて、引越しについて検証してみます。


1.引越しのタイミング
   
   引越しをするのはどのようなときでしょうか。結婚・出産など、家族構成が変わるとき、または転勤・転職など就労している場所が変わるときが多いようです。


2.引越しの流れ


●賃貸の場合

賃貸の場合

●持ち家の場合

持ち家の場合



3.一般的な引越し費用は?
 

 引越し費用は引越し会社によってさまざまです。荷物の量、移動の距離、荷造りなし、引越しの時期などによって料金は異なります。いまでは各社さまざまなサービスを取り揃え、消費者のニーズに応えようとしています。
 また、インターネット等で簡単に引越しのお見積もりもできるようになりました。この引越し業者さんにお支払する実費とは別に賃貸の場合、購入した場合それぞれ違う費用が発生します。


1)賃貸住宅に住んでいた場合の引越し費用

 賃貸住宅に住んでいる人が引越しする場合、引越しの1ヶ月〜2ヶ月前までに大家さんに通知すれば解約が可能となります。
 通常、引越し業者にお支払する実費のほかに、新たに居住する住宅のコストが必要となります。
 賃貸住宅の場合は敷金、礼金、仲介手数料合わせて賃料の4〜5か月分(首都圏の場合)が必要となります。購入する場合は購入する物件によって異なりますが、印紙税登録免許税ローン保証料・仲介手数料・司法書士報酬などが発生します。初期コストについては後章で詳しく解説しますが、住宅を取得する場合のほうが新たに賃貸する場合のコストより一般的に高くなります。

賃貸住宅に住んでいた場合の引越し費用

2)持ち家に住んでいた場合の引越し費用

 持ち家に住んでいた場合の引越し費用も基本的には賃貸住宅と同じで、引越し代金と新たに居住する住宅のコストです。
 ただ、今まで居住していた持ち家を売却する場合は、場合によっては多額のコストが発生します。

●まだ、ローンの残債務があり、売却しても債務が返せない場合。

上記の例のように、債務残高が売却価格を上回っているような場合には、売却代金で債務を返済しきれない分、自分で補填しなければなりません。
ということは売却してもローンの残債務が返せない場合の引越し費用は残債務補填分を含めると意外と高くついてしまいます。



4.あなたのお家は気軽に引越し(売れる)できるお家ですか?
   

 マンションを新築で購入して、しばらくたった後、おそらく同じマンション内のお部屋の売却広告がポストに投函される時が来ます。さていくらでしょうか?しばらくは引越しできないような値段じゃなければいいのですが・・・


●1年後どうでしょう?



5.引っ越すときの身軽さ
   

 先に述べましたように、持ち家を売却して引っ越すのは、大変なことですし、実際、売却価格が残債務を 上回っているような場合に、わざわざ売却して引っ越す人もいないと思います。
 
  ようするに、賃貸の場合は気軽に引越しできますが、住宅を購入した場合はそう簡単にはいきません。 ましてやマンションなどの場合、隣人との付き合いがうまくいかなくなったからといって気軽に引越しは できませんね。どうしましょう?・・・




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