連載5 Vol.1

 あまり資産価値が落ちない不動産とは


今回は「不動産と資産価値」について検証してみます。
ご承知のようにバブル崩壊以降、日本の地価は下落を続けております。しかし、このような状況のなか、ごく一部ですが、地価が上昇した場所もあります。なぜ上昇したのでしょうか?上昇した場所には、なにかしら上昇するだけの理由があるはずです。住宅購入を考える場合、地価が上昇しないまでも、あまり下落しない住宅・不動産を購入したいものです。
今回は「資産価値が“あまり”落ちない不動産」について頭を整理してみましょう。

◆1.資産価値の決定要素 (ソフトとハード)
資産価値の決定要素をわかりやすく「ソフト」と「ハード」に分けて考えてみます。
以上のように「ソフト」は主に立地・場所、「ハード」は建物・居住空間という具合に大別することができます。では、この「ソフト」と「ハード」のどちらが資産価値に与える影響が大きいのでしょうか?

◆2.ソフトとハードどちらを優先しますか?
ではソフトとハードどちらを優先しますか?下記の例を見てよく考えてみてください。
極端な例ですが、皆様はどちらの住宅を購入しますか?
環境(ソフト)を買うか、住宅の仕様(ハード)を買うか、という選択です。大事なお金でどちらを優先しますか?
当然、購入する人の価値観で変わってくると思いますが、将来どちらの住宅が資産価値が“あまり”落ちないのでしょうか?

◆3.将来の資産価値を計る目安
資産価値はどのように計るのでしょうか?簡単に言うと「将来、売ったらいくらになるか」で計ることになります。「売ったらいくら?」は需要と供給に左右されますので、先の事例(1)と(2)どちらが需要を見込めるか、すなわち欲しいという人が多いのか冷静に想像する必要があります。将来のことはわかりませんが、ある程度は想像することが可能です。

◆4.ソフト(環境)はお金では変えられない
将来、住宅を売却しようと考えた場合、買主が魅力を感じるのは、ソフト(環境)でしょうか、ハード(建物)でしょうか?それはやはりソフト(環境)です。建物はお金さえ払えば、どこにでも、どんないいものでも建てられますが、環境はお金で買える、あるいは自らの力で変えられるものではありません。
つまり、豪華な住宅はどこでも建てることはできますが、環境は変えることができないのです。
■先の(1)と(2)の将来の資産価値を想像してみましょう。




◆5.決断する前に
住宅購入の決断をする前に、将来の資産価値を考えて、もう一度環境をよく見てはいかがでしょうか?